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No.019 1999.09.24 属性 / 水

高潮(熊本県不知火町)

被害状況
項目 実数 判定(1〜5)
死者・行方不明者 12人 2
負傷者数 4人 1
住家被害数 745棟 2
浸水数 260棟 2
経済損失 51億円 1

「判定」は左の実数から自動で算出した 1〜5 の5段階指標です。右のレーダーチャートに対応します。

この災害の特徴

  • 1通常の高潮とは異なり、海水面そのものが押し寄せる、津波と類似した特性を持ち、平屋家屋の屋根裏まで水没させる破壊力であった。
  • 2三方を山に囲まれ水の捌け口がないタライ状の地形が、流入した高潮の排水を妨げ、被害を著しく拡大させた。
  • 3死者12名は全員標高DL+4.0m以下の居住者で、事後、集落全体を最大5mまで嵩上げする総事業費16億2千万円の事業が実施された。

COMMENT 通常潮位に、気圧低下による吸い上げ効果、風による吹き寄せ効果、そして波による打ち上げ高・・・これらを合算すると想定より遥かに高い値が出るわ。・・・まずいわね。早急に警戒レベルを引き上げないと。

高潮(熊本県不知火町)の擬人化キャラクター

擬人化イメージ / 属性:水

レーダーチャート

1 2 3 4 5 死者・行方不明者 負傷者数 住家被害数 浸水数 経済損失

外側にいくほど被害規模が大きいことを示します(最大 5)。

災害概要

平成11年(1999年)9月24日早朝、台風18号が天草下島付近を通過した際、湾奥に位置する松合地区を襲った高潮災害である。地区は周囲三方を山に囲まれたすり鉢状の低地で、高潮は船溜りの護岸(DL+5.5m)を越水し、護岸より約2.5m低い集落に浸水、推定最高水位はDL+6.7mに達し平屋の屋根裏まで水没した。死者12名(うち1名は老人福祉施設入所者)・軽傷者4名、住家全壊47棟・半壊26棟・一部破損745棟、床上浸水164棟・床下浸水96棟の被害が生じ、被害額は約50億8,300万円に上った。犠牲者は全員、標高4m以下の低地居住者であった。被害を大きくした原因は、大潮の満潮、強風、気圧低下による海面上昇、湾奥とタライ状の地形といった、この地域にとって最悪の条件が重なったためだ。さらに、今まで高潮の被災経験がなかったことも1つの要因となっている。