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なぜ、災害は起きるのか

台風、地震、大雨、噴火、竜巻。どれも特別な出来事のように見えますが、 起きていることは 水・熱・力の移動 です。

このページでは、それぞれの現象が生まれる順番を 4つのステップ に分けて追いかけます。 災害の大きさを表す基準は 災害の危険度 で紹介しています。

風 CHAPTER 01台風

あたたかい海の上で生まれた雲のかたまりが、水蒸気からエネルギーを受け取りながら渦を巻いて成長したもの。日本には夏から秋にかけて近づきます。

  1. STEP1 海の水が蒸発する
  2. STEP2 水蒸気が雲になり、熱を出す
  3. STEP3 まわりの空気が吸い込まれ、渦になる
  4. STEP4 中心に「目」ができ、台風になる
台風のキャラクター
あのねあのね、赤道のすぐ上ってさ、地球の自転で物がそれる力——コリオリの力ってやつが、ほとんど働かないんだって!だから台風って、赤道の上じゃ生まれないんだよ〜。ちょっと不思議じゃない?

地 CHAPTER 02地震

地球の表面は「プレート」という岩の板に分かれていて、少しずつ動いています。板と板の境目にたまったひずみが限界をこえて、一気にずれる。その揺れが地震です。

  1. STEP1 プレートが動いている
  2. STEP2 陸側のプレートがたわむ
  3. STEP3 たえきれず、一気にずれる
  4. STEP4 揺れが波として伝わる
地震のキャラクター
海底が急激に跳ね上がると、その上に乗っている海水全体が、まるごと持ち上げられるんだ。海水って言っても、表面のほんの一部じゃない——海底から海面まで、水柱全体がね。これが、津波の発生メカニズムの第一歩というわけさ。単純に見えて、実はかなり奥が深い現象なんだよ。

水 CHAPTER 03大雨

同じ場所で積乱雲が次々とつくられると、雨はやみません。梅雨や台風の季節に起きる「線状降水帯」は、その典型です。

  1. STEP1 湿った空気が流れ込む
  2. STEP2 上昇させられる
  3. STEP3 積乱雲に成長する
  4. STEP4 同じ場所で雲がつくられ続ける
大雨のキャラクター
よく聞いてね、愛しい子。雨の強さというものはね、一時間あたりの降水量、ミリメートルという単位で表すのですよ。……そして、五十ミリを超えたなら、傘はもう、あなたを守ってはくれないわ。どうか、無理をせず、安全な場所で過ごしてね。

火 CHAPTER 04噴火

地下でとけた岩が上へのぼり、ふくまれていたガスが泡になってふくらむ。炭酸のふたを開けたときと同じことが、地下で起きています。

  1. STEP1 地下で岩がとける
  2. STEP2 マグマが上へのぼる
  3. STEP3 ガスが泡になり、圧力が高まる
  4. STEP4 地表を破って噴き出す
噴火のキャラクター
マグマの粘り気が強ければ強いほど、内に籠もりし泡は逃げ場を失う。そして、その閉じ込められた力こそが——爆発的な噴火を引き起こすのだ。自然の内に秘めたる力、侮るでない。

風 CHAPTER 05竜巻

積乱雲の下にできる、直径数十から数百メートルの激しい渦。範囲はせまく時間も短いのに、風速は台風を上回ることがあります。

  1. STEP1 高さによって風がちがう
  2. STEP2 横向きの渦ができる
  3. STEP3 上昇気流が渦を立ち上げる
  4. STEP4 細く絞られ、地面に届く
竜巻のキャラクター
たった数分よ、あたしが通り過ぎるのなんて。……でもね、そのたった数分で、屋根なんて簡単に吹っ飛ばしてやれるんだから。ふふっ、笑えるでしょ?

ご注意

図はすべて模式図です。実際の縮尺や見え方とは異なります。

実際の防災行動にあたっては、必ず 気象庁の最新の発表 と お住まいの自治体からの情報 を確認してください。