長崎大水害
| 項目 | 実数 | 判定(1〜5) |
|---|---|---|
| 死者・行方不明者 | 299人 | 5 |
| 負傷者数 | 805人 | 5 |
| 住家被害数 | 1,109棟 | 2 |
| 浸水数 | 22,306棟 | 5 |
| 経済損失 | 3,150億円 | 4 |
「判定」は左の実数から自動で算出した 1〜5 の5段階指標です。右のレーダーチャートに対応します。
この災害の特徴
- 1長崎特有の狭隘な地形に密集する住宅地に、観測史上最高の1時間187mmという猛烈な雨が短時間で集中したことで、がけ崩れ・土石流が市内各所で同時多発した。
- 2既に4回の大雨洪水警報が発表されていたが、いずれも大きな被害には至らなかった。この「空振り」の繰り返しにより警報への信頼が低下し、5度目の警報が軽視され、避難が遅れた。
- 3戦後に人口が急増した斜面市街地を直撃し、地下室・地下電気室の浸水、道路冠水による放置車両が救助・避難活動を妨げるなど、それまでの農村部中心の水害とは異質の被害形態が顕在化。
COMMENT 『記録的短時間大雨情報』って知ってる?今降ってる雨がさ、その地域じゃ滅多に観測しないくらいの、記録的な量なんだって。土砂災害とか、浸水とか、小さい川の洪水とか……そういうのにつながるくらい、本当はヤバい雨なんだ。……嘘じゃないよ。今度こそ、本当なんだよ……。
擬人化イメージ / 属性:水
レーダーチャート
外側にいくほど被害規模が大きいことを示します(最大 5)。
災害概要
長崎豪雨災害(7.23長崎大水害、昭和57年7月豪雨)は1982年7月23日夕刻から翌24日未明、長崎県長崎市を中心に発生した集中豪雨災害である。長与町役場では1時間187mmという日本観測史上最高の雨量を記録、長崎市内でも3時間で313mmに達する猛烈な雨が急傾斜地の多い都市部を襲った。死者・行方不明者299名(うち9割強が斜面崩壊による)、負傷者805名、住家全壊584棟・半壊954棟、床上浸水17,909棟・床下浸水19,197棟という甚大な被害となり、被害総額は長崎県内だけで約3,153億円に達した。近代都市を襲った豪雨災害の先駆けとされる。また、梅雨末期で大雨が続いており連日警報が出されていたことによって危機感が麻痺していたとの指摘もあり、記録的短時間大雨情報の創設につながった。