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No.002 1959.09.26 属性 / 風

伊勢湾台風(ヴェラ)

被害状況
項目 実数 判定(1〜5)
死者・行方不明者 5,098人 5
負傷者数 38,921人 5
住家被害数 153,893棟 5
浸水数 363,611棟 5
経済損失 5,000億円 5

「判定」は左の実数から自動で算出した 1〜5 の5段階指標です。右のレーダーチャートに対応します。

この災害の特徴

  • 1名古屋港周辺の貯木場から溢れ出た約20万トンの木材が濁流に乗って住宅街を襲うという、都市工業地帯特有の複合災害となった。
  • 2日本の観測史上最強とされる室戸台風(1934年)の約半分程度のエネルギーでありながら、犠牲者数(5,098名)は室戸台風(3,036名)の約1.7倍に達し、明治以降の台風災害史上最悪の惨事となった。
  • 3被害の規模と衝撃の大きさから、伊勢湾台風は単なる一過性の災害に終わらず、1961年の災害対策基本法制定という国家的な制度改革の直接の契機となった。

COMMENT よいか、そなたたちよ。『災害対策基本法』とは、防災計画の作成、災害予防、災害発生時の対策や救援、復旧——これら防災の基本をまとめ上げたものであるぞ。これより、日本の災害対策は大きく変わる。そう、妾の言う通りになるのじゃ。

伊勢湾台風(ヴェラ)の擬人化キャラクター

擬人化イメージ / 属性:風

レーダーチャート

1 2 3 4 5 死者・行方不明者 負傷者数 住家被害数 浸水数 経済損失

外側にいくほど被害規模が大きいことを示します(最大 5)。

災害概要

1959年9月26日、和歌山県潮岬に上陸後、紀伊半島から東海地方を中心にほぼ全国的な被害をもたらした台風である。特に伊勢湾沿岸の愛知・三重両県では、暴風による吹き寄せと気圧低下により平均潮位より3.9m高い記録的高潮が発生、堤防決壊と相まって名古屋市南部一帯が泥海と化した。死者4,697名・行方不明401名・負傷者38,921名(消防白書)は台風被害として明治以降最多。住家全壊40,838棟・半壊113,052棟、床上浸水157,858棟・床下浸水205,753棟に及んだ。また当時、行政側の効果的な避難誘導や防災体制が不十分だったため、住民の台風災害に対する認識は希薄だった。避難勧告が実施されなかった地域も珍しくなく、自分たちが近くに高台もなく海抜高度の低い危険地帯に住んでいることを知らないまま被災・死亡した住民も多かった。この惨事を教訓に1961年、災害対策基本法が制定された。