狩野川台風(アイダ)
| 項目 | 実数 | 判定(1〜5) |
|---|---|---|
| 死者・行方不明者 | 1,269人 | 5 |
| 負傷者数 | 1,138人 | 5 |
| 住家被害数 | 16,743棟 | 4 |
| 浸水数 | 521,715棟 | 5 |
| 経済損失 | 470億円 | 2 |
「判定」は左の実数から自動で算出した 1〜5 の5段階指標です。右のレーダーチャートに対応します。
この災害の特徴
- 1上流部の湯ヶ島で1時間最大120mmという記録的豪雨。静岡県全体の死者・行方不明1,046名のうち853名(約8割)が、この狩野川流域一帯のみに集中した。
- 2被害は伊豆半島に留まらず、東京都・神奈川県でも新興住宅地の浸水や造成地の崖崩れが相次いだ。急速な宅地開発(都市化)が引き起こした災害として、当時の防災上の課題を浮き彫りにした。
- 3浸水被害は、台風による浸水家屋数として統計史上最多を記録。局地的な壊滅的被害の一方、関東圏を含む広範囲にわたって浸水被害を及ぼした。
COMMENT 『ダム崩壊現象』とは、貯えられた水が、堤体などの壁の決壊によって一瞬にして解き放たれ、凄まじい勢いをもって下流へと流れ出す現象のことです。決して軽んじてはなりませんよ。
擬人化イメージ / 属性:風
レーダーチャート
外側にいくほど被害規模が大きいことを示します(最大 5)。
災害概要
昭和33年(1958年)9月26日~28日、台風22号が伊豆半島から関東地方を縦断し、狩野川流域(静岡県)を中心に空前の水害をもたらした災害である。上流の湯ヶ島では総雨量753mm、1時間最大120mmという豪雨により堤防が15箇所で決壊、氾濫面積は約3,000haに達した。死者888名・行方不明者381名・負傷者1,138名(全国計、消防白書)、住家全壊2,118棟・半壊2,175棟、浸水家屋は東京を含め50万棟超に及んだ。台風による浸水被害では統計史上最多を記録し、地名を冠した台風命名の第一号ともなった。この災害を機に狩野川放水路の建設が進み、1965年に完成した。「洞爺丸台風」と共に、公式に名称が与えられた最初の台風である。